『ザイロリック100mg』は尿酸の生合成を抑制し、血中尿酸値を降下させる働きのあるお薬です。
キサンチンオキシターゼ阻害薬に分類され、痛風の症状を改善する代表的なお薬として知られています。
通風は関節に溜まる尿酸が結晶化して神経系に悪さをしておこる症状ですが『ザイロリック』は痛風の原因となる血中の尿酸量を減らし、関節に溜まらないようにしてくれます。
尿酸は、核酸と呼ばれる物質からプリン体が生成され、さらにそこからピポキサンチンが生成され、キサンチンを経て生成されます。
『ザイロリック』はその尿酸の生成過程のうちピポキサンチンから尿酸への生成過程で重要な働きをするキサンチンオキシターゼという酵素の働きを阻害、尿酸が生成できないように働きます。
尿酸の生成そのものを抑制するため、血中尿酸値が低下します。
そのため尿路結石や痛風関節炎、痛風結節、高尿酸血症の改善に用いられています。